最近はもっぱら「考えたらまとめる、まとめたら考える」の方に色々書いています。

2009年10月25日

日本史のコアだけつかめる「読むだけですっきりわかる日本史」感想

読むだけですっきりわかる日本史 (宝島社文庫)
後藤武士
宝島社
売り上げランキング: 42
おすすめ度の平均: 3.5
2 歴史嫌い、歴史ビギナー対象としては…
2 誤った記述が・・・
5 何度も読み直したい
5 文庫本一冊で小学校から社会人までの常識を、苦痛なく網羅


感想


日本史入門書。
日本史を全く勉強しなかった人にもわかりやすく書いてある。
重要な部分だけ簡単に書いてあるから、日本史についてのアウトラインを知りたい人にオススメ。
歴史の流れのレファ本としても使えそう。
文庫なので気軽に持ち運びできて読めるってのもオススメポイント。

今回改めて日本史を勉強して、各時代の知識がつながった。
アニメやゲーム、漫画の影響で戦国とか幕末はなんとなく知識がある。
しかし、他の部分の知識は非常に曖昧だ。
この本を読んだら、うっすら覚えている学校で教わった知識と漫画の知識がつながった。
曖昧な部分がうまーく補完された感覚だ。
これから時代小説を読むときにもちょこちょこ参照して知識をつなげていきたい。

それにしても日本はすごいんだなと実感。
本書には「世界のなかでも類い稀なる急成長を遂げてきた国、日本」と書かれているが、
中を読むとなるほど確かにそのとおりなんだなと感じる。
ちょっとカッコいいじゃないですか、日本。

日本を好きになれる一冊でした。


参考リンク


TakeshiGoto ちょっと come
ワンコインでこの内容はお得でした。ごちそうさまです。

本と漫画の部屋
この本読むと歴史小説読みたくなる気持ちわかります。
司馬遼太郎作品は今読みたい本リスト結構上位です。

カオルのーと。
やっぱり皆さん流れの確認に使ってるみたいですね。

宴の痕
そうそう、ちょこちょこ出てくる語呂合わせもなかなかいいんですよね。
受験生じゃない人でも、ところどころ年号覚えてると流れつかみやすいですから。

posted by イズミ at 16:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史本レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2009年10月18日

小説レビューの教科書「小説の読み方〜感想が語れる着眼点〜」感想

小説の読み方~感想が語れる着眼点~ (PHP新書)
平野 啓一郎
PHP研究所
売り上げランキング: 21557
おすすめ度の平均: 4.0
2 「本の読み方」となにが違うの?
4 小説の構造を理解するために
4 著者のような読解力の獲得には至らない
4 小説は全体を読むこと
5 小説のつくりかた??


概要


基礎編と実践編の二部構成。
基礎編では小説とは何かについて、著者なりの考えを述べている。
実践編では実際の小説を解説している。
実践編で取り上げられた作品は以下のようなラインナップ。
『幽霊たち』、『蹴りたい背中』、『若さなき若さ』、
『日本文学盛衰史―本当はもっと怖い「半日」』、
『辻―「半日の花」』、『ゴールデンスランバー』、
『髪―「幻」』、『アムステルダム』、『恋空』


ニコラスティンバーゲンの四つの質問


「ニコラスティンバーゲンの四つの質問」というものがある。
これはノーベル生理学賞を受賞したニコラスティンバーゲンが
動物行動学の基本としてあげたものだ。
著者はこの「四つの質問」が小説を読むときのアプローチに有用だと述べている。

「四つの質問」は以下のようになっている。

@メカニズム:小説の舞台設定、登場人物、配置と出入り、プロットの展開、文体などに着目する。
A発達:その作家の人生の中でどういうタイミングでその作品が出てきたか考える。
B機能:小説が作者と読者との間で持つ意味。ジャンル分け。
C進化:社会の歴史、文学の歴史の中でその小説がどんな位置づけにあるか。

なるほど。
なかなか使えそうな分類だ。
僕の場合は機能の面から感想を書くことが多い。

著者はこの四つの質問を上手く利用して感想を書きなさいと述べている。
例えば発達の面で好きな作品がけなされているならば、
他の3つのアプローチを使って擁護してみたりすることを薦めている。


述語の二分類


述語は大きく二つに分類される。
主語充填型とプロット前進型である。
小説はこの2つの述語を使って作られている。
主語充填型の述語で登場人物の説明をし、
プロット前進型の述語でストーリーを進めていく。
どちらに重きを置いているかで作品の雰囲気は変わっていく。


まとめ


レビュアーにとって使えるフレームワークを教えてもらった。
述語の二分類とか非常にわかりやすい!
よし、今度小説の感想書くときに使ってみよう。
実践編で使われている作品は読んだことのないものばかりだった。
これらの作品を読んだことがある人には、なかなか面白いレビューなのではないかと思う。

ちなみにこちらが著者のブログ。
平野啓一郎公式ブログ
最近の小説のレビューが多いなと思ったら、
「漱石、鴎外、三島、川端といったオーソドックスな作家」
の作品は前回の本で書いているんですね。

あとこっちも参考リンク。
システム会社で働く新入社員のブログ
僕の感想よりも詳しく書いてあります。

posted by イズミ at 23:02 | Comment(2) | TrackBack(0) | 新書レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2009年10月12日

今持っているものを最大限活用できているか?「起きていることはすべて正しい 」感想

起きていることはすべて正しい―運を戦略的につかむ勝間式4つの技術
勝間 和代
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 1260
おすすめ度の平均: 3.5
3 模倣より考え方を吸収すべき
3 考え方一つ
4 情報の洪水
1 いまさら・・
5 勝間本の集大成


勝間和代氏の書く本、通称勝間本。
勝間氏の人生戦略が書かれている。
なかなか情報量が多かった。
いくつか使えそうなフレームワーク、ハックがあったのでとりあえず羅列。

・自分がしたくないことはしない。
・三毒追放(妬まない、愚痴らない、怒らない)
・愚痴る人を遠ざける方法
 →相手に対して徹底的に問題解決を提示してみる。
・自分の心が育たない限り、子どもも育たない。
・日常的に「意志をもってやめてみる」「意志をもって捨ててみる」ことを繰り返してみる。
・優先順位の第一は、やるべきことの量自体を減らすということ。
・捨てる手法としてSWOT分析を使う。
・捨てられない人は圧倒的にインプットの量が足りない。
・本を書くときには「ペルソナ」を意識する。
・いかに持っているパーソナル資産を使いこなすか。
 貴重な物や人との出会いをどうやって活かしきるかに集中する。
・人は何にも変えがたいパーソナル資産である。
 最良の行動を取っていたとしても、人との密な信頼関係は最低でも数ヶ月から一年かかる。
・「パーソナル資産リッチな人」は即断即決がしやすい。
・Giveの5乗


自分がしたくないことはしない
共感。
僕もなるべく自分がしたくないことはしないようにしている。
勝間氏は「ストレスを溜めないようにするため、強みを活かすため」に、
自分がしたくないことはしないようにしているようだ。


三毒追放(妬まない、愚痴らない、怒らない)
三毒追放の最もわかりやすい効果は「味方が増える」効果だと勝間氏は言う。
妬む、愚痴る、怒る人の周りには同じような人が集まってくる。
同様に、妬まない、愚痴らない、怒らない人の周りには同じような人が集まってくる。
確かに三毒追放はできればベスト。
なるべく心がけるようにはしたい。
しかし、なかなか愚痴らない人になるというのは難しい。
あまりにも愚痴を言わないように気を使いすぎるとストレスがたまってしまう。
そこで僕は愚痴を言う人を極めて親しい一人ないし二人だけに絞ることにした。
できるようになってきたら徐々に愚痴を減らしていく作戦だ。


優先順位の第一は、やるべきことの量自体を減らすということ
最近時間管理の方法として一番意識しているのがこれ。
やらないことを決めるのが一番の時間管理術だ。
最近僕は食事の時以外は映画を見ないようにしている。
食事が終わったらすぐに切る。
途中だとしても切る。
次の食事の時に続きから見る。
映画は僕にとって優先順位は低い。
時間の濃度を上げるためにまず削った。

本当は「ゲームはしない」ということを決めてしまえばかなりの時間が浮くのだが、
やっぱりゲームはしたいので「ゲームはしない」という約束は保留中。


本を書くときには「ペルソナ」を意識する
ペルソナというのは仮想の読者のこと。
つまり本を書くときにはどんな人が読むのかを考えろということ。
僕もブログを書く際に少し考えたい。


いかに持っているパーソナル資産を使いこなすか。
貴重な物や人との出会いをどうやって活かしきるかに集中する。
目の前にあるパーソナル資産をなるべく有効活用することが大切だと勝間氏は言う。
思えば日本に生まれ育ち、何不自由ない生活を送ってきて、
「与えられたものをどれだけ活かしきるか」ということを忘れていた気がする。
今日から「パーソナル資産を活かしきっているか?」を自問自答していこう。

ちなみに勝間氏はこの考え方を学べる本としてケーブ・ベアの一族 (上) (エイラ-地上の旅人 (1))という本を薦めている。
読みたい本リストに追加だ。


「パーソナル資産リッチな人」は即断即決がしやすい
「パーソナル資産リッチな人」は決断に伴うお金、時間、技術、人脈を簡単に入手できる。
つまり決断に伴うリスクが少ない。
だからパーソナル資産リッチな人は素早く決断をする。
するとパーソナル資産リッチな人はさらなるパーソナル資産を手に入れることができる。
このようにしてパーソナル資産リッチな人は加速度的にパーソナル資産リッチな人になっていく。
というのが勝間氏の意見。

確かにこれには共感できる。
僕は高校生くらいのときからファミレスでの注文が遅い。
なぜか。
あれも食べたいこれも食べたいというのは勿論あるのだが、
それより重要なのはお金の問題。
700円のものを注文するか800円のものを注文するかは大きな差だった。
今は高校生のときと比べて少し注文が早くなった。
高校生のときよりもお金に余裕ができたからだ。

決断を速くするにはパーソナル資産をリッチにしていくことが必要なのだ。


以上気になるところを引用しておいた。
他にもミクシィの勝間和代コミュニティの中で、
ストレングスファインダーのテストを受けて出てきた強みの統計が載ってて面白かった。
収集心、最上志向、学習欲、内省、自我がトップ5だそうだ。
勝間本が好きな人の特徴がわかって面白い。
次は断る力 (文春新書)読んでみたいなー。

posted by イズミ at 20:24 | Comment(2) | TrackBack(0) | 実用書レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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