最近はもっぱら「考えたらまとめる、まとめたら考える」の方に色々書いています。

2009年11月13日

勝間流ブログ戦略の基礎講義「目立つ力」感想

目立つ力 (小学館101新書 49)
勝間 和代
小学館
売り上げランキング: 1303
おすすめ度の平均: 3.0
2 勝間和代のGパーツ
2 中身がない
1 『腕の中で』<ライブ>
5 ためになるし、読み物としても面白い
4 しかしなぜここまで嫉妬されるのか?


ブログ等インターネット上のサービスを使ってチャンスをつかむ方法が書いてある。
もうすでにブログを書いている僕としては、ブログを運営戦略についての情報がためになった。


息を吸って吐くようにできることを文章化する


息を吸って吐くようにできることを文章化することが大事だと勝間氏は言う。
これは忘れがちだけど大切なことだ。

僕の癖なのだけれど、何かをやろうとするときに目標を壮大にしてしまう。

例えば昔RPGツクールでRPGを作っていたことがあったが、
ドラクエ、FFを超えるボリュームを想定して作っていた。
当たり前ながら市販のRPGはたくさんのプロが力を終結させて作っている。
それを超えるボリュームのものを一人で作ろうとしているのだから無理に決まっている。
結局中途半端なところで挫折してしまう。

ブログを書こうとするときもあれもこれもと欲張ってしまう。
書くテーマについて色々とネットで調べてから書こうとか思ってしまう。
これは非常に時間の無駄。
僕は僕の得意な分野、知っている情報について書けばいい。
僕が知らない部分は他の人に任せればいい。


一つのブログの記述は30分まで


勝間氏はブログを書く際、一つの記事に30分以上かけないそうだ。
これは僕も見習わなくてはいけない部分。
というのも、さっき書いたように僕は少々完璧主義のきらいがあるので、
ブログを書くときも文章を推敲しようと思って多大な時間がとられる。
荒削りでいいから短時間で書いて、他の時間はインプットに使うべき。


「お土産」を渡してあげる


勝間氏は読者が「読んでよかったな」と思うような言葉をちりばめておくことを意識しているそう。
例えば勝間氏の「ただ飯はない」などのフレーズである。

面白くて覚えやすく、ちょっとためになるフレーズ。
そんなキャッチコピーのようなものをブログに入れる努力を僕もしてみよう。


ツール


ホッテントリメーカーと呼ばれるタイトル作成システムがあるそうな。
タイトルに困ったら使ってみよう。


ちゃんと20分で書ききれた!!
よかった!!
posted by イズミ at 16:49 | Comment(2) | TrackBack(0) | 実用書レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2009年11月08日

今やらないでいつやるの?「砂の女」感想

砂の女 (新潮文庫)
砂の女 (新潮文庫)
posted with amazlet at 09.11.08
安部 公房
新潮社
売り上げランキング: 12399
おすすめ度の平均: 4.5
5 時代を超えて読み継がれる作品
4 砂、そして吸い上がる水へ
5 「砂の女」向きの読者、そうでない読者
5 ここまで想像力をかきたてさせる文章力がスゴい。
5 本から砂が湧いてくる


感想


非常に面白かった。

ストーリーはざっとこんな感じ。
主人公は砂丘へ昆虫採集に出かける。
そこで砂丘の底にある一軒家に閉じ込められる。
なんとか脱出を計ろうとする主人公。
それを阻止しようとする村の人。

何が一番面白かったかと言われればその生々しさだ。
雰囲気が非常に生々しい。
特に水分に関しての描写が僕にはぐっときた。
例えば次のシーン。

ふいに、舌の裏側から、ねばりけのある唾液が、ふきだしてくる。しかしその唾を飲込むわけにはいかない。唇と歯のあいだにたまった砂が、その唾を吸って、口いっぱいに広がるのだ。土間にむかって、唾をはいた、しかし、いくら唾をはいても、口のざらつきはなおらなかった。口が、からからになっても、まだ砂は残っていた。まるで歯の間から、次々と新しい砂がつくられていくようだった。

読むと自分の口の中もベタベタしてくる。
すごい喉が渇く小説。

最後主人公が外に出ることができたのか…は読んでからのお楽しみということで書かないが、
結末まで読むと
「人生もこんな風にならないようにしないとな」
と思ってしまう。
僕にはこの小説が人生の一つの縮図のように感じた。

「今やらないでいつやるの?」
そんな言葉が浮かんでくる小説だった。


参考リンク


レビュー書いたあとアマゾンのレビュー見たら皆結構「喉乾く」って言ってますね。
やっぱり喉渇きますよね。これ。

daily scraps
読みやすくてクリアな感想が書いてありました。
砂の女って映画化されてるみたい。

インタラクリ
映画の方の感想です。
そういやータイトル砂の「女」ですね。
女メインに考えて読んでなかった。

\ 不思議 BLoG ⊂(・ω・`)⊃ パンドラ BoX /
中3の読書感想文。
中学生の時にこれ読んだらどう思うのだろう。
全く印象が違う気がするな。

机上の空論?
気持ち悪い、だがそれがいい!
同感です。

posted by イズミ at 15:04 | Comment(2) | TrackBack(0) | 小説レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2009年11月01日

人は必ずしも合理的に行動するとは限らない「未成年」感想

未成年 上巻 改版 (新潮文庫 ト 1-20)
ドストエフスキー
新潮社
売り上げランキング: 12508
おすすめ度の平均: 4.0
4 主人公
5 なぜドストエフスキーの小説はダントツに面白いのか
3 これが消えた理由は
5 「カラマーゾフ」の世界を準備する力作


「人は必ずしも合理的に行動するとは限らない。
むしろ人は非合理的に行動することの方が多いのではないか。」

読んでいて、そんなことを言っていた友人を思い出した。

主人公を含む登場人物たちは予期せぬ行動をする。
思わず読んでて「何でだよ!」と突っ込みたくなる。

たとえば、
貯金の大切さを長々と説いた後、博打しまくりの男に
思わず「何でだよ!」

Aのことを愛していると熱狂的に語ったその次の日にBに結婚を申し込む男に
思わず「何でだよ!」

登場人物の心理が非常にめまぐるしく動いていくのだ。
このような心理の動きと一緒に、物語は二転三転と大きく変化していく。
展開の振れ幅の大きさがでかくて飽きない。面白い。


小説の作りに関して言おう。

まずドストエフスキーの小説は大体そうだと思うが、
なかなかストーリーが進んでいかない。
前回までのあらすじがやたら長いアニメのドラゴンボールを思い出す。
プロットの前進よりも主語を充填していくことに重きを置いている。
起きた出来事、その時の心情について非常に詳しく書かれている。
人によっては「くどい」と思うだろうが、そのくどさにうまみがある。

たとえば冒頭部分はこんな感じ。

わたしは自分を抑えきれなくなって、人生の舞台にのりだした当時のこの記録を書くことにした。しかし、こんなことはしないですむことなのである。ただ一つはっきり言えるのは、たとい百歳まで生きのびることがあっても、もうこれきり二度と自伝を書くようなことはあるまいということである。実際、はた目にみっともないほど自分にほれこんでいなければ、恥ずかしくて自分のことなど書けるものではない。ただ一つ自分を許せるとすれば、みんなが書くような理由から、つまり読者から賞賛をえたいために、書くのではないということである。

と、このような感じでいきなり説明に3ページ費やす。

いきなりストーリーが始まらないところが実にいい!
「ドストエフスキーの作品が始まった!!」という気になる。

そして煽りがやたら多い。
一時期流行ったバラエティ番組、ガチンコを髣髴させる。
「この後、とんでもない事態が!!」
みたいな煽りが所々入ってくる。

この煽りがなかなか上手い具合に効いている。
ちょうどいい位置に煽りが配置されていて、
ページをめくるモチベーションになる。


昼メロとか、サスペンスが好きな人にオススメ。
キャラの濃い登場人物たちの駆け引きが楽しめます。

posted by イズミ at 22:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小説レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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